たった一試合、君と私の甲子園
甲子園出場を果たした野球部は休むことなく
甲子園練習へ向けて練習を始めた。


私は用もないのに学校へ行き
野球部の練習をこっそり物陰から眺めていた。


すると、冷水機に向かって宏大が歩いて来る。


宏大・・・


「宏大。」


「おっ、美優。 どうした?」


「うん、ちょっと調べ物があってね。」


「そうか。」


本当は宏大を見に来たんだけどね。


「甲子園出場、おめでとう。」


「おう、サンキュ。」


「本当に実現してしまうんだもんなぁ~
宏大はホントすごい。」


美優は優しい笑みで宏大を見た。


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