たった一試合、君と私の甲子園
「私が応援していいの?」


紗奈、本当にいいの?


「うん、美優なら。」


紗奈・・・


「わかった、応援する。」


「うん。」


電話越しにでもわかる紗奈の笑顔。


「紗奈は帰ってこれないの?」


「うん・・・決勝まで勝てば見れると思う・・・」


「そっか、じゃあ見れるね。」


「えっ!?」


「宏大は約束は守る男だよ。」


「うん。」


特に紗奈との約束なら必ずね・・・


「絶対帰っておいでよ。」


「うん。」


明日は私が責任を持って応援する。
だから無事に帰って来てね、紗奈・・・




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