たった一試合、君と私の甲子園
そして準決勝当日・・・

私は朝一番の電車に乗り込んだ。


甲子園・・・

宏大の野球する姿を間近で見れる・・・


私は胸を躍らせながら長い道のりを向かった。



そして午前11時、準決勝第一試合が始まった。


宏大たちは第二試合、
試合に備えてアップを始めていた。

入念にストレッチをし、ダッシュをして体を温める。


その頃私もやっと甲子園に着いた。
友美にあらかじめ聞いていた場所まで
急ぎ足で歩く。

いたっ!! 


私はみんなの姿を見てうれしくなって
その場へと走って行った。


「みんな!!」


「美優!?」


「美優!!」


友美が私の元へ駆け寄って来た。


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