たった一試合、君と私の甲子園
「もぉ~美優ぅ~・・・」


「はいはい。」


美優は友美の背中をポンポンと叩いた。



紗奈はプロになって全日本で
バリバリ活躍するだろう。


紗奈、待ってて!!
必ず追い着くから!!


私の目標でありライバル。

柴原紗奈・・・



いつかあなたに追い着き追い越してあげる!!


だからもう少し待ってて・・・


宏大も奪ってあげるから。


美優はニコッと微笑んだ。



高校三年の夏、私は大きな夢を見つけた。


その夢に向かって私はまだ
走り始めたところです。



「もぉ~美優ぅ~・・・」


「わかった、わかった。」





END



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