たった一試合、君と私の甲子園
「大松くん・・・」


「大松!?」


友美がその男子を見てそう言った。



「おおっ、俺の名前も知ってんの?」


「うん、もちろん。」



大松・・・?

確かに大きい松のような子や・・・


大きい松の子という美優の
発想はよくわからないが、
体は外木場より一回り大きく
確かにデカい。



「大松くん? ・・・も野球部なん?」


「うん、そう。」


「そうなんやぁ・・・」


まぁ見るからに
かっ飛ばしそうな体格やわな。


私は彼を見て納得した。





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