たった一試合、君と私の甲子園
「ねぇ、明日の試合観に行っていい?」


「ああ、もちろん。 みんな喜ぶわ。」


「みんなかぁ・・・」


「なに?」


「ううん。 
じゃあ、私が観に行ったら、
絶対ホームラン打ってよね?」


「おいおい、ホームランって!!
相手も強豪やぞ?」


「だから打つんでしょ?
カッコイイとこ見せてよ。」


「はぁ!?」


「ねぇ?」


「ったくぅ~しゃーないなぁ~・・・
わかった、頑張るわ!!」


「ほんまに!?」


「おう。」


「約束な?」


「ああ。」


「よしっ!!」


美優はニコッと微笑んだ。



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