たった一試合、君と私の甲子園

「智徳、ちゃんとやってるの!?」


すると横にいた砂川も外木場に声を掛ける。


「やっとるわ!!」


外木場もフッと微笑んだ。



な、なに? これ・・・


「ごめん、俺らちょっと抜けるわ。


午後からは俺らがやるから。」


そう言って、宏大と外木場は、
紗奈と砂川を連れて
校舎へと向かって行った。


「・・・・・」


美優、友美、まわりのみんなは
ただ茫然と宏大たちを見ていた。


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