たった一試合、君と私の甲子園
「美優!! こんなとこにおったん!?」


「えっ!?」


いきなり後ろから大きな声で名前を呼ばれた。



「友美・・・」


「何してるんよ!!」


私は友美の呼びかけに、
一気に夢から引き戻された。



「試合が始まるで!!」


「あっ!! ご、ごめん!!
すぐ行く!!」


「早くな!!」


友美は私を見てから宏大を見て、
状況を察したのかニヤッと笑ってそう言った。




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