たった一試合、君と私の甲子園
「美優!? どうしたの?」


「えっ!? 美優!?」


泣きじゃくる私にチームメイトが
心配して寄って来る。


「美優!? どうしたの!?」


私・・・私・・・


「勝ちたい・・・」


「えっ!?」


「私、絶対勝ちたい!!!」


美優は泣きながらそう叫んだ。



「美優・・・」


すると友美が美優に近寄り肩を抱いた。


「そうだね・・・美優・・・
勝ちたいね・・・」


友美のその言葉に美優はコクリと頷いた。



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