たった一試合、君と私の甲子園
「キャプテン、声を。」


美優はうんと頷く。


「みんな・・・絶対勝とう!!」


「「「うん。」」」


「私たちは強い!!」


「「「おおーっ!!」」」


美優が輪の中心に手を差し出す、
するとみんなが美優の手に手を重ねる。



「行くよ・・・」


みんながコクリと頷く。


「神楽ファイトぉー!!!」


「「「おおーっ!!!」」」


神楽の選手たちは気合いを入れ、
コートに戻っていく。



美優はスタンドを見上げ紗奈を見た。


紗奈・・・ありがとう・・・

例え勝てなくても私は・・・
私たちは全力で向かって行く!!


いや、絶対に勝って紗奈と試合をする!!


ありがとう・・・


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