君がいた、冬。
椿大和(ツバキヤマト)海陽高校二年。
好きなものは女の子。
大好きなものは俺を好きな女の子。
人よりちょっとかっこよすぎで、人よりちょっとモテすぎちゃう、どこにでもいる健全な男の子です。
「大和~。」
「おっ、疾風ーっ!!」
俺は思いっきり走って行って、疾風に抱きついた。
「お前は相変わらず元気だな‥‥。」
「あったり前よ~!!大好きな疾風君がこの俺を呼んだんだからなっ!!」
「キモい。」
「‥え。」