はじめてをプレゼント
ふわっとやさしく触れたかと思った瞬間力強く抱きしめられる。
ファーストキスはレモンの味なんて聞いたことあるけれどキスが何味かなんて表現できる余裕が美央にはなかった。
「はふっ」
息が漏れて心臓はドキドキ小刻みに早く動き始める。
拓也の手が美央の背中をやさしく触れている。
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