回廊館の殺人
「あっ、氷を挟んで扉を開けた状態にすれば山下君を足止めできるんじゃないんですか?
犯人はその間に回廊を進んで、自分の部屋に戻る。
そうすれば宅間さん、島村さん以外でも犯行が可能なんじゃ…」
宮下が思い付いたように発言する。
「うーん、それは無理かな。」
佐久間が申し訳なさそうに言う。
康之や奈良も頷く。
「え?なんでですか??」
宮下が不思議そうに尋ねる。
「だから、扉に氷を挟んで開けた状態にするってことは俺があけようとしてた扉を開かなくするだけじゃなくて、犯人が進みたい方向の扉も開かなくしちゃうんだよ。」
康之が佐久間の変わりに説明する。
「あ、そうか。
…じゃあ、犯人はなんで氷なんて挟んだだろう。」
宮下が誰にともなく、尋ねたが答えをだすものはいなかった。
「氷のことは分からないが、俺と島村さん以外にもアリバイが確かじゃない奴がいるんじゃないか?」
皆が黙ってしまっているなか突然、宅間が不敵に発言した。
犯人はその間に回廊を進んで、自分の部屋に戻る。
そうすれば宅間さん、島村さん以外でも犯行が可能なんじゃ…」
宮下が思い付いたように発言する。
「うーん、それは無理かな。」
佐久間が申し訳なさそうに言う。
康之や奈良も頷く。
「え?なんでですか??」
宮下が不思議そうに尋ねる。
「だから、扉に氷を挟んで開けた状態にするってことは俺があけようとしてた扉を開かなくするだけじゃなくて、犯人が進みたい方向の扉も開かなくしちゃうんだよ。」
康之が佐久間の変わりに説明する。
「あ、そうか。
…じゃあ、犯人はなんで氷なんて挟んだだろう。」
宮下が誰にともなく、尋ねたが答えをだすものはいなかった。
「氷のことは分からないが、俺と島村さん以外にもアリバイが確かじゃない奴がいるんじゃないか?」
皆が黙ってしまっているなか突然、宅間が不敵に発言した。