君と奏でる恋の詩。



「――あのさ、さっき唄ってたのって…お前?」



赤い顔を隠すように俯いた私。


…を、覗き込んで問いかける彼に、鼓動が音の大きさを増した。



顔、顔!! 近いですって!



……って、そんなことより、私質問されてるんだ、よね。





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