君と奏でる恋の詩。
爽やかな笑顔を私に向ける南くんは、
やっぱりかっこいいです。イケメンです。はい。
「あ、そういえば音葉、お前昨日友達が欲しいって言ってたよな?」
「え? あ、はい、そうですが…」
感動に浸っていた私に、南くんが問いかける。
確かに、昨日、初めての友達が出来た私は舞い上がって、
『私、今まで友達と呼べる友達が出来たことがないんです!
だから、今年こそは作りたいって思ってたんです!!
ほんとに嬉しいです…、ありがとうございますっ』
…って、私が興奮気味に言って。
そしたら南くん、一瞬固まって不思議そうな顔してから、大爆笑。
『そっかそっか、なら良かった。もっと他に友達欲しいよな?』
笑いすぎて涙を目に浮かべた南くんが、最初に口にした言葉。
何で笑ってるのかがわからなくてキョトンとしていた私は、
『え、そりゃあ、まあ…』みたいなことを言っちゃって。
その答えに南くんは頷きながら『よしよし』みたいなことを呟いてたっけ。
その事と、何か関係があるのかな?