SATAN
それにしても今だ続く謎の感覚。
いつも感じない不思議な感覚は不気味以外のなにものでもない。
考えるながら歩くといつの間にか学校へ着いていた。
今日は月曜日なので集会がある。
その為、外には既に並んでいる人も少なくない。
校長の話は長く、いつも真面目に聞いている人はほぼいないだろう。
勿論、私も聞いてない。
鞄を机の脇に掛け外へ出て、もう既に並んでいる生徒達の合間をぬって自分の場所へと並んだ。
まだ続くこの言いようのない不思議な感覚は消えた訳じゃない。
だが慣れてきたからなのか、懐かしい感じまでしてくる。
そう言えば今日は変な夢を見たな、とふと思い出す。
夢か……、この感覚は夢と何か関係があるのか?