空を見上げて
「はい、お預かりしますね」
「よろしくお願いします」
美紀の先生挨拶をし、美紀を預ける。
「まま、またね~」
元気に走り回る。
幼稚園からの帰り道、空を見上げながら、思う。
『私、頑張る。あなた、笑われないように。私、後悔してないから美紀を産んだこと。だって、あなたとの子供だもん私、負けないから辛くてもまだまだこれからだもん。だから、みてて、あの頃のように』
「よーし、帰ったら、家事がんばるぞー」
私は気合いを入れて家に帰った。