Love Trip in Italy (番外編)
「けど、杏花。俺の手を離すなよ?」
「ん?」
「俺の手を振り払って暴走したら…」
「…したら?」
「今晩お仕置きするからな」
「なっ!!///////」
「ん?約束だぞ?」
「ぅ゛っ……はい///////」
フッ。
俺は不敵な笑みを浮かべて杏花の耳元で…
「どんなお仕置きが出来るか…今から楽しみだな」
「っ!!/////お、お仕置きなんてされないもん」
「絶対だな?」
「う゛っ……。要の手を離さなかったらいいんでしょ!?」
杏花は耳まで赤く染め上げ、少し睨む感じで…
俺の顔を覗き込んで来た。
そんな表情が俺を…
ますますその気にさせているとは…
………つゆともしらず、
杏花はジェラートを頬張った。
俺と杏花は“赤い矢”と称されるフレッチャロッサで、
フィレンツェへ向かうことにした。