なんでも屋 神…最終幕
最終幕第三章
いつまでも此処で考えている訳にもいかず、浮かび上がった疑問だけを脳内に叩き込んで、事務所に行こうとメインへ向かった。



マジェスティを[トレイン]の前に停め、ノリの姿が無いかメインの方に爪先を向ける。



完璧に目を覚ました寝坊助な太陽は、その巻き返しを測ろうと、遙か上空で今日も頑張るらしい。



夜は原色のネオンで色づくメインも、真昼の太陽光には適わず、また違った一面を見せてくれる。



ストリートの真ん中に位置する広場では、インラインからスケボー、BMXが所狭しと楽しんでいた。



その端の方に、全面ガラス張りの外壁を利用して、ダンスのレッスンに励んでいるのは、奏のクラブで踊っているバックダンサー達。
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