なんでも屋 神…最終幕
グラスを傾けて、ブランデーを一口だけ喉へ流し込む兄ぃ。
この姿がこれほど様になる男を、俺は他に知らない。
「大凡の見当は付いてるだろう?お前の依頼主と、俺が肩入れしてる人物が違う。ただそれだけだ。」
やはり兄ぃは、荒木側に付いている。
それは荒木が、[赤とんぼ]に対する嫌がらせの指示を出している事に直結する。
でも、何故兄ぃが荒木へ肩入れしているのか…その真意を未だ掴みかねていた。
単純に金で依頼されただけなのか、それとも荒木が市長に当選するのを見越して、その先行投資とでもいうつもりなのか…。
「理由は分かった。でも、なんでそっち側に付いたんだ?あの場に子飼い達が居たという事は、俺が依頼を受けたのも知っていたんだろ?」
この姿がこれほど様になる男を、俺は他に知らない。
「大凡の見当は付いてるだろう?お前の依頼主と、俺が肩入れしてる人物が違う。ただそれだけだ。」
やはり兄ぃは、荒木側に付いている。
それは荒木が、[赤とんぼ]に対する嫌がらせの指示を出している事に直結する。
でも、何故兄ぃが荒木へ肩入れしているのか…その真意を未だ掴みかねていた。
単純に金で依頼されただけなのか、それとも荒木が市長に当選するのを見越して、その先行投資とでもいうつもりなのか…。
「理由は分かった。でも、なんでそっち側に付いたんだ?あの場に子飼い達が居たという事は、俺が依頼を受けたのも知っていたんだろ?」