なんでも屋 神…最終幕
あるとすれば、それは自分を酷く責めている時かもしれない…。



私が好きになった人は、そういう人。



私は神君に何もしてあげてないのかもしれない…ううん、なにもしてあげられてないに違いない。



それでもこうやって、私の元へ帰ってきてくれて、今は抱き締めてくれてる。



私は神君に何もしてあげられないけど、抱き締められたって事は、必要とされてるって事だよね?



それが例えどんな形だとしても、神君の中で以前より私の存在が大きくなっているのだと思うと、それだけで私は嬉しかった。



だから私に出来る事は、抱き締められたら抱き締め返す事ぐらい。
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