なんでも屋 神…最終幕
思い出すのは後回しにして、取り敢えず分かった事だけを整理していく。



分かった事、俺の父親は神堂龍造ではなかった。神堂の親友で、神堂は自分の所為で俺と真美が片親になったと責めている。



疑問点、所在は変わらず不明のまま。名前を聞きかじった事が有ると感じたと言う事は、近からず遠からずの場所に居るのではないか。



引っかかるのはそれだけじゃない。真美の父親と俺の父親が違うとは聞いた事がない。



今はどうなのか分からないが、真美の存在は、お袋と神崎鷹臣が会っていた証拠へと繋がる。



…やはり、最後の鍵を握っているのはお袋だ。
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