なんでも屋 神…最終幕
涙を零しながら、枯れ枝と見間違う腕を差し出してきた大さんと握手した時、グッと身体を引っ張られた。
「神君の友達の事で来たんじゃろ?実は儂の仲間が…。」
そこまで大さんに耳打ちされた所で、大さんと身体を離し、首を僅かばかり横に振って制した。
表社会に居場所をなくした大さん達は、裏の社会から睨まれればやっと見つけた安息の地を失ってしまう。
マコに関する情報は喉から手が出る程欲しいが、大さんや大さんの仲間をこれ以上危険な目に遭わせる訳にはいかない。
「大さん達は俺に関わってない。次に[神堂組]の奴等が来たら、そう言って追い返してくれ。」
「神君の友達の事で来たんじゃろ?実は儂の仲間が…。」
そこまで大さんに耳打ちされた所で、大さんと身体を離し、首を僅かばかり横に振って制した。
表社会に居場所をなくした大さん達は、裏の社会から睨まれればやっと見つけた安息の地を失ってしまう。
マコに関する情報は喉から手が出る程欲しいが、大さんや大さんの仲間をこれ以上危険な目に遭わせる訳にはいかない。
「大さん達は俺に関わってない。次に[神堂組]の奴等が来たら、そう言って追い返してくれ。」