なんでも屋 神…最終幕
「銃を売って貰いたい。」



黒檀から削りだしたデスクの上で手を組み、少しだけ顔を傾げながら三龍が口を開いた。



「銃をですか?確かベレッタをお持ちのはずでしたよね?その他にという事でしょうか?」



俺が所持していた銃まで知っている…三龍の情報量の多さは、俺の想像を遙かに超えているらしい。



「対して興味も無いくせに余計な口を聞くな。」


三龍が興味を持っているのは、俺の情勢…[神堂組]に押されているのか、保険として銃を必要としているのかでは、ただ売るにしても意味が異なる。
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