なんでも屋 神…最終幕
この間は気付かなかったが、こうして近距離で対峙するとはっきり分かる。



頬は痩けて鋭すぎる顎のラインを描き出し、皮膚を突き破ってしまいそうな程、鎖骨が隆起していた。



「…変わりもするさ。」



ノリが吐き捨てるように発した声は、肌がヒリ付く程に熱を帯びた緊張感の中へと溶けていった。



「マコの事が原因か…。」



「あいつの名前は出すな!」
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