なんでも屋 神…最終幕
「それで構わない。持ち込みの金は、麻琴のお袋さんに渡してくれ。」
それだけ言うと、パソコンに映された写真を鼻息荒く眺めている編集長の元から離れ、ボロっちいエレベーターへと戻った。
神崎鷹臣を陥れるだとか、怒りに任せてだとかいう考えは全く無い。
ただ、マコが物にするはずだったスクープを記事にする事が、マコにとって一番の供養になると思っただけだ。
吐き出されたエレベーターから、そのまま歩いて停めてあったマジェスティに跨り、鼻先を家の方に向けてアクセルを開く。
夜風を全身に浴びながら不意に夜空を見上げると、其処には瞬く星が幾つも流れていた…。
それだけ言うと、パソコンに映された写真を鼻息荒く眺めている編集長の元から離れ、ボロっちいエレベーターへと戻った。
神崎鷹臣を陥れるだとか、怒りに任せてだとかいう考えは全く無い。
ただ、マコが物にするはずだったスクープを記事にする事が、マコにとって一番の供養になると思っただけだ。
吐き出されたエレベーターから、そのまま歩いて停めてあったマジェスティに跨り、鼻先を家の方に向けてアクセルを開く。
夜風を全身に浴びながら不意に夜空を見上げると、其処には瞬く星が幾つも流れていた…。