なんでも屋 神…最終幕
最終幕…明日へ
「全く、あの馬鹿息子は何処に行ったのかねぇ?」



晩ご飯の片付けなんてとっくに終わり、私は神君のお母さんと一緒に、リビングで神君の帰りを待っていた。



「ただいま。」



玄関のドアを開く音と、神君の声が一緒になって鼓膜へと届く。



「帰ってきたみたいだね。それじゃあたしゃ、ちょっと早いけど休ませて貰うよ。」



神君のお母さんは、溜め息混じりに私にそう告げると、先にリビングを出て行った。
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