なんでも屋 神…最終幕
…やっぱり。



事務所に行った時や、[トレイン]のマスターと交わした会話。



そして、お母さんに返していたお金。



もうこの街に、神君を縛り付ける物は無くなっちゃったんだね…。



本当は最初からこうなるって分かっていたのかもしれない。



だから私は、神君と一緒に居たいと強く願ったのかな…。



「出ようと思ってるって…もう神君の中ではそう決めたんでしょ?」



そうだよ。



神君は私に何も言わずに決めちゃうんだ。



だから私は、いつの間にか勘が鋭くなったんだよ。



「あぁ、もう決めたんだ。」
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