なんでも屋 神…最終幕
第六章
「彼奴等、また来ると思うか?」



火を付けたタバコを俺に手渡し、二本目に火を付けたヒロが、髪型を手櫛で直しながら聞いてきた。



「もう来ないだろうな。」



素人に銃を放たれ、外では若い奴等が花火を楽しんだ。



表でも裏でも、[湊開発]のメンツはボロボロだ。



花火の件で、近隣の建物から警察に通報がいったと仮定すると、この辺りもパトロールの回数が増えるだろう。



俺達に追い込みをかけたりすれば、素人相手に本気になったと噂が広がり、[湊開発]の名前は地に落ちる。
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