子供+大人=恋?の方程式(応用編)
「ん・・っ・・」
ひやりとした圭くんの指先が肌とブラウスの境に触れて、あたしはピクリと反応する。
それはただ無意識の反応だった。
だけど、そんな反応さえも圭くんに何かを思われるのではないかと感じて、あたしは恥ずかしくなった。
「茅乃……?」
恥ずかしさから、俯いてしまったあたしの顎に手をかけると、あたしは圭くんの手で俯いていた顔を無理やり上げさされる。
「やっ・・・」
真っ赤に染まった顔を見られるのが恥ずかしくて、あたしは顔を横に振ってわざと圭くんの手から逃れる。
だけど、そんなあたしの行動に、圭くんは今度は顎に触れるだけじゃなく、両手で頬を持つ。
そして―――…
「んっ・・!」
噛みつくようにはじめから深くつけられた唇。
触れると言うよりも押し付けられたと表現するのが正しいようなキスに、あたしは抵抗の意味を込めて、圭くんの胸を叩く。
だけど、叩けば余計に圭くんはあたしへのキスを深めていく。
深いキスに、息をする隙間さえなくて……。
だけど、ふと圭くんが唇を離した隙に、空気を吸おうと口を開けると、それを待っていたように今度は圭くんの舌があたしの舌を絡め取る。
「・・・んっ・・ん・・・」
微かに漏れる息と、絡み合う舌。
熱く強引な圭くんの舌は、あたしが逃げようとするのをすぐに捕まえる。
まだまだあたしにとっては、未知の世界の連続。
そんなあたしの経験の浅さなど全く無視をして、圭くんはどんどんとあたしを未知の世界の快楽へと連れて行く。