子供+大人=恋?の方程式(応用編)
「―――お前、本当は襲われたいのか?」
「・・・へ?」
俺の言葉に、キョトンとする茅乃の腕を掴むと、俺は茅乃の体を反転させる。
俺に覆いかぶさっていた茅乃を今度は組み敷く。
「―――け、圭…くん……?」
まっすぐに俺を見つめてくる茅乃の目には戸惑いの表情が現れていた。
「さっき…。何か口に出そうとしてただろ?」
「へ?」
「それは、なんだ? ちゃんと話したら、解放してやる…。だが、言わないのなら………」
ツゥ~…と首筋から鎖骨へと指でなぞるようにして触れていると、茅乃がビクリと反応した。
「い、言います! 言いますから! だからっ!」
「じゃあ、さっさと言え」
口を尖らせながら、俺のことを見てきたかと思うと、茅乃は頬を赤く染めながらスッと俺から視線を逸らした。
そして―――…
「圭くんに髪を乾かしてもらってたら、変な気分になるというか……、なんというか…、背中から湧き上がってくる電気のような衝撃が頭の中を駆け巡ってきて、妙な感じに………」
・・・・・・ちょっと、待て。
それって―――…