子供+大人=恋?の方程式(応用編)





 せめて、もう少しでいいから待って~~~!!!


 今はまだ、心づもりなんて全くできてない状態だし………。





 胸に手を置くと、キスマークを付けられているそこが疼いているのか体が熱くなっているように感じる。





 その時に、これを付けられていた時の自分のことを思い出して顔が赤くなる。





 ち、散れ!


 散るんだ!


 このピンク色の甘い雰囲気!!





 ブンブンっと顔を横に振ってから、あたしはまたも机に倒れ込む。





 世の中の女の子って、どんな風に好きな人と進展させてるんだろう?


 そりゃさ…。


 あたしと圭くんも、初めて会った家庭教師の時から比べると、確実に進展はしていると思うんだよ。





 だって、そもそもの始まりは大嫌いから始まって、それが今では好きで彼氏彼女という関係に。


 それを考えると、すごい進展だよ。


 確実に進展している。


 前に前進してる。


 だけどな………





 その後って、一体何をどうすればいいんだ?





 あたしだって悩む。


 だって、あの圭くんだよ。


 周りにはわんさかと綺麗な大学生のお姉さんたちがいつだって熱い視線を圭くんに送っていて―――…





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