子供+大人=恋?の方程式(応用編)
そう…。
あたしの悩み―――…。
それは、圭くんに抱かれるということ―――…
今までも何度もそういう流れになったことはあった。
付き合ってない時から、圭くんは何かしらとあたしに手を出したりしてたし、付き合いだしたからそうなるのは自然の流れかもしれない。
でもっ!
でもだよっ!?
圭くんはそりゃ経験豊富だから、付き合っていく上への段階的なものだと思ってるかもしれない。
スムーズに流れのように、スマートにその現実を受け入れられるんだろう。
だけど、自慢じゃないけど、キスも初めてだったあたし。
もちろん、付き合った人なんてものも過去に一人もいない。
初心者も初心者のあたしが、たとえ付き合って三か月が経とうとしていたとしても、そのような展開になることを想像できる!?
できない…っていうか、そもそもその行為がどのようなものかも詳しくは知らない………。
めくるめく未知の世界でしかない。
あえて知っているといえば―――…
どうやら、初めての人はすごく痛いらしい………。
あ~~~!!!
こんなことなら、苦手意識を持たずに積極的にガールズトークに参戦しておくんだった。
でも、自分の性格的に全く女の子らしくないあたしは何に対しても群がる女子の習性みたいなものが苦手だったりして―――…。
だから、あえて入っていかなかったというか…。
無理に入ったところで、自分がその中で浮くこともわかってたし、しらけさしてしまうんじゃないかと思ってたんだよね………。
だって、きっとついていけないもん。
そういう話。
だからと言って、聞くとしてもな………。
真澄になんて相談したら、そりゃ喜んで相談には乗ってくれるだろうけど―――…。
いまいち信用がおけない…。
ある日、その相談事が学校新聞に載せられてたり…なんてことが、ありそうだもんね………。
「ハァ…」