† LOVE GAME †
無くした過去
「……イャ…ッ!!」
黒沢が保健室を出ていって暫くして、神谷が魘され始めた
どうすりゃいーんだよッ!?
取り敢えず頭を撫でてみるが一向に落ち着く気配はない。
神谷がうっすらと目を開けた
「大丈夫か…?
魘されてたけど…」
神谷が小さく頷いた
「ん、飲めよ。」
俺はさっき黒沢から渡されたお茶を神谷に渡す
神谷は俺からお茶を受け取ると蓋を開けて飲み始めた
「ケホッ…ケホッ」
神谷が咳をし始める
俺が背中を擦ろうとするとそれを拒んで
「ごめ…っ少し…一人にして…ッ?」
と言った
俺は頷いて保健室を出た