† LOVE GAME †
駿が話終わって沈黙が続く
「そっか…。
未来、傷ついてたもんな。
このまま忘れさせたままの方がええよな…」
「あぁ…。
つか、お前、変わったな」
「せやろ?
髪も染めたしなぁ~。
ちゅーか、辻井さんはその事知ってるんか??」
辻井さんは孤児院の院長さん。
俺の両親、浮気で離婚してんよな。
親戚もあんまり居らへんかったし。
両親には捨てられるし。
それで孤児院に入った
「知らねぇよ。
虐待の事も、教えてねぇ。」
「そか…。
あの人、自分責めそうやしな。」
「あぁ。
郁哉は?」
「ん?何がや??」
「両親、会ったのか?」
「離婚以来ずっと会ってへんよ。
親父の方は死んでもうたみたいやし。
ハハッ…なーんにも言われへんかったなぁ…」
「無理、すんなよ?
俺、相談乗るからさ。」
「駿は相変わらずエエ奴やな。」
俺の最高の親友や。