† LOVE GAME †
俺はソッと神谷に近づいた
神谷との距離が3メートル程になった時に神谷が歌うのをやめた
小豆も目を覚ます。
「…なに」
綺麗な声が授業の時に出した声に変わる
「それ、俺ん家の猫なんだけど…」
俺が小豆を指差すと小豆は俺に警戒しだした
「……本当に…?」
まぁ、そりゃ、そう思うわな。
「あぁ、
…小豆が人になつくとこ初めて見た」
俺が小豆を撫でようとするとシャーッと言って手を叩かれた
「……嫌われてるね」
「飯食ってる時くらいしか撫でさせてくんねぇの」
神谷が小豆を撫でようとすると小豆はゴロゴロ喉を鳴らして神谷に甘える
なにこの差…。
仮にも、俺が飼い主なんだけど…。
んで、神谷にも身構えされてんだけど…。
俺って嫌われ体質だったのか…?