† LOVE GAME †
告白
桜井君は十字架の小さいピアスを買った
昼過ぎになり、人口密度が増え始める
怖い…嫌……。
「用事終わったし、ここ出るか」
そう言って桜井君は手を握って出来るだけ人混みを避けるように店を出てくれた
…優しい……。
ショッピングセンターを出ると近くにある小さな公園へ行った
「神谷、大丈夫か?」
私は頷いた
「…ねぇ」
「ん?」
「なんで私に構うの?
桜井君、好きな人居るんでしょ?
鈴掛君とゲームしてるからって私と居たら、その子に勘違いされるよ?」
前から疑問に思ってた事を言った
「なに?惚れた?」
「ううん。ただ、疑問だったから」
「はぁぁー…神谷はいつになったら堕ちんの?」
「好きになんてなんないって言ったでしょ?」
「…大体、勘違いとか絶対されないし…」
「なんで?」