† LOVE GAME †



神谷が固く閉じられた目をソッと開く


俺が痛がってるのを見て即座に距離をとる


もうちょいだったのに…。


ってゆうか、飼い主噛むってどーゆー事だよッ!



「変態……。

私は他の女の子達みたいに外見だけで惚れたりしないから…ッ!」



「神谷、それ逆効果。

俺、今まで外見だけ見られて告白されてきたから、こうなってんの。


面白れぇじゃん。

ゼッテェ落としてやる」



「頑張ったら??

私はどーせ、誰も好きにならないから」



そう言って神谷は校舎の方へ歩いて行った





『私はどーせ、誰も好きにならないから』



そう言った神谷の暗い表情が頭から離れない。


っつーか、キス拒まれたの初めてなんだけど…








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