† LOVE GAME †



光いっぱいの世界に入る


目を開くと、春樹君と駿、郁哉君が居た


「! 未来!起きたのか!?」

駿が目を開けている私を見て言った


あ、れ…?声が…出ない……?


「? 未来?」

郁哉君が私を不思議そうに見る



………お母さん…私のせい…、

昔の記憶が甦る


『お前なんかいらない』

『お前なんかが二人の葬儀に来るな!』

そう言われて、葬儀場を追い出された


『私はこんな子、引き取りたくない』

『私も』

そして孤児院に入れられた


『やっぱり人を殴るのは気持ちいーなぁ』

『いつまで泣いてんのよイラつく』

そう言われて里親に虐待を受けた


『駿君から離れろ』

『幼馴染みだからって調子のんな』

階段から突き落とされた


私…記憶なくしてたんだ…


そう自覚した










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