恋日和。
私と違って、可愛くて女の子っぽくて、優しくて、スタイルもいい真那が心のどこかで憎かった

最低だ…
私、やっぱりズルい奴やったんだ…

「もう、やだわー…」
私は一人、トボトボと歩き出した

なんでやろ
なんで、馬緒は私じゃなくて真那を選んだんやろ

そんなこと思ってる自分が哀れで、惨めで、醜かった

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