恋日和。
「…どした?」
「へ?」
まさか話しかけられるとは思ってなくて驚いてしまった

「なして詩紀がここ走ってるん?ソフト部あっちと違うの?」
馬緒はそちらを指差して聞いた

「知らんうちに入り込んじゃった」
「あ、そ。」
やっぱり大して興味はないらしい。

少し、凹む。

「じゃーな」
「うん」

馬緒は左手を挙げ「早よせんと、大会間に合わんで」抜かしていった
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