甘いハチミツのように
そんなことを思いながらまた真冬を見てみると


渚兄と話してるときとは別人のように大人しく、顔も赤らめてていつも以上に可愛らしくい。



そんな真冬をみると、自然と口元が緩みそうになるが
真冬のたまにみせる辛そうな表情が頭に浮かび、気持ちがしずんでしまう…


「蜜?どうした?」


そんな私に気づいたのか、真冬が顔を覗き込んで、心配そうに話し掛けてくれた


「ううんっ、なんでもないよ!」 



「…蜜は気にしなくて良いんだよ。大丈夫だからッ♪」


そう言って優しく微笑んでくれた…


笑って言ったはずのに、
いつも真冬にはお見通しなのだ




「うんッ、ありがとう」


奏兄は気付いてるのかな?

真冬は奏兄と話すときはいつも緊張してるけど、すぐにいつもの調子に戻るからバレやすいわけでは無いからな…
< 15 / 56 >

この作品をシェア

pagetop