甘いハチミツのように

先「しん…り…う」


「何がおもし…【新堂良!!】」


「ヤベッ!はいはいッ!」


「一回目でちゃんと返事しなさい!二回目での返事だから居残り掃除だ!」


「え゛ッ!!マジかよ!!ちゃんと返事しただろッ!?」


先生「二回目にな!
口答えするなら反省文だぞ!?」



「ッ……もう分かったよ!やりゃあいんだろ!」


そう言って新堂くんは先生を睨んだ。



やっぱり不良だ…


私は思わず少し後ろに体がそれていた。


でもこれって私のせいだよね?


どうしよう…
いくら相手が不良でも
助けてくれたのは事実だし…


少しは良い人みたいだし…多分…
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