甘いハチミツのように

周りを見ると、もう皆帰っていて誰もいない。




…ん?





誰もいない??




新堂くんは?!


まさか…サボったとか!?


あぁ…少しでも彼を良い人だと信じた自分がバカだった…



どうしよ


新堂くんいなくても掃除はしないとだよね…



そう思いながら掃除道具入れに向かっているときだった。



『ドタドタドタドタッ!!』


と言う足音がしたかと思うと、いきなり教室のドアが開き新堂くんが現われた。
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