鬼嫁の苦難
「すみません、帰ってもらえませんか?」
こんな得体の知れぬものをこんなとこに普通おいていくはずがない
普通の人間ならばの話だが
「今日は祝言の為に酒を持ってきたぞ」
「人の話きいてました!?」
どうしよう。この人国語力ないのかもしれない
それに親に知られたら大変な事になる
父は爆発するだろう
母は発狂するだろう
兄は自殺するだろう
実は私の家族は私に溺愛しているのだ
「姫乃、お母様方が帰ってきたぞ」
「なんで私の名前知ってるの!?」
しかも結婚する前提で話してませんか?