君がいれば
「初めましてっ。教育実習の 九条 大翔 クジョウ ヒロトですっ。よろしくね。」
180は超える長身に、真っ黒な短髪。
優しそうだけど、男らしい顔立ち。
大きく広がる真っ黒な目に、思わず魅了されていた。
『…よ…かよ…佳代!!』
「うわぁっ!」
3人の視線が、一気にあたしに集中した。
『なーに見とれてんのよっ。九条先生は後で皆にも紹介するから。教室行くよっ。』
「あ…うん。」
どうしたんだろ。あたし
凄くかっこいいとか、思っちゃった。