内緒でイイから、キスして

ザー…



どうやって帰ったかなんて覚えてない。

気づくともう朝で……



ザー……



シャワーの音で我に返った。

一晩中こうしてても、

何も洗い流せやしない。



「…学校…行かなきゃ……」



義務感なんかじゃない。

ただ日常を取り戻したくて……


まだ残る異物感を引きずりながら、

バスルームを出た。


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