俺様な彼氏
水崎くんはポカンと口を開けてあたしを見ている。

うぅ…。フラれるんだ…。


そうするといきなり水崎くんはあたしを抱き寄せた。


「み…ず…さき…く…ん?」


水崎くんの頬がほんのり赤くなっている気がする。


「俺もお前が好き。」

水崎くんはあたしの耳元で呟いた。

あたしの顔はもっと赤くなる。


「お前、顔赤いぞ?」

馬鹿にしたように水崎くんは言う。


「耳元で言わないでよぉ…」
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