記憶
10歳
はじまり
昔から泣き虫でひとみしりでさえない奴。
よくいそうな奴。
それが自分だった。
私の名前わ方菜 愛羅(かたな あいら)。
ごく普通にいるただの小学生。
別に運動もできるわけでもないし顔もかわいくない。
本当に普通の小学生。
そんな私にこれから3年間親友でいてくれた友達をみつけた。
きっとあんなことがなかったら今も親友だったよね?
何でも話せる大好きな親友だったよね ?
あの頃は本当に本当に大好きだった。
君がいればほかに友達なんかいらないほどに、
わたしは小学2年生まで登校拒否だった
もともと友達を作るのが苦手だったみたい
3年生になってやっとのことで学校にいくようになった。
でも友達はできたけれど親友なんて存在はいなかった。
遊びはするけどただ遊ぶだけ。
けれど……親友をみつけた
学年があがって、1人の子と仲良くなった。
白葉 るな (しろは るな) だ。
たまたま流行りのアニメが好きという理由で仲良くなった、
私の人生はこのとき歯車がうごいた。
いい方向にも悪い方向にも。
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