俺にしとけよ。

「僕の恐ろしさを知ってるだろ?」
「侑子が写ってるくらいで…」
「侑子っていうの?あの子の名前」

しまった……

つい、口が滑って…

「調べれば、すぐ捕まるだろうね」
「捕まるって、何すんの!?」
「さぁ、可愛いから何するか分かんねぇな」
「侑子には手出さないで!!」

高級車から降り立ち、あたしに近づく。

「こ、来ないで!」
「侑子ちゃんって、僕のこと知ってる?」
「知らないんじゃないの?紹介してないし」
「なら、好都合だね」
< 101 / 333 >

この作品をシェア

pagetop